水たまり ( by MIE )

 

どしゃぶりの中に立ち尽くして 道の先を見つめてた

 

足元には 水たまり

 

向こうには何も見えないけど ただ

雨にぬれた頬が 熱かった 

生きて いた

 

僕の頬を叩きながら 雨(きみ)が歌った

”ひとりは嫌だから みんなで降るの 水たまりになったら 前に進めるの”

 

あぁ それなら 僕の涙も 雨(きみ)に混じって 前に進める

そして 僕は ―――――

僕もひとりは嫌だけど 僕は雨じゃないから

だから 僕は ひとりで 進める

雨(きみ)のおかげで ひとりで 進める

 

僕が歩き始めるとき きっと雨は上がって

そして足元に

 

水たまり

 


あああ ルビがほしいぃ〜〜〜!!(何度も絶叫するでないっ)
(きみ)って書いてないとこは、[あめ]って読んでくださいな。

この詩は、高校一年のとき、倫理の授業に来た教育実習生が、
車椅子で生活している人といろいろな話をする、というような企画をして、
その一環として、その人も含め、みんなでひとつずつ詩を書いて
詩集を作ろう、ということになって、そんで作った詩でし。
(だから曲がついてまへん)

言語障害(でいいのかな)のある人で、うまくしゃべれないので、
ほとんど介護をしてる方が通訳してくれたのでしが、
ふつーにギャグとか飛ばす、明るい人ですた。

みーのまざーはパソコンでボランティアをしているせいもあって、
障害を持っている人たちに対する先入観はけっこうなくなっていたのでしが、
やっぱり百聞は一見に如かずんたかたったですた(^^)。
#踊ってどーする(ーー;)

話が脱線してしまいますた(^^ゞ

時々ふっと、どしゃぶりの中にいる自分が、頭の中に
ぼよよと浮かび上がってくるので、よい機会だーと、詩にしますた。

ふだん何気なく、自転車でバシャバシャやっている水たまりでしが
(そんなことするの みーだけかしら...)
こんな風に見るのはいかがでしょ?(^^ゞ

 

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